首都圏で家を買う人が激減!?
皆さんこんばんは。
寒暖差が激しく生活がしにくい日が続きますね。
今回は “首都圏で家を買う人が激減!?” について書きました。
公益財団法人東日本不動産流通機構の公式ホームページで首都圏不動産流通市場の動向(2021年07~09月)が今月18日にリリースされました。
私はこのレポートを基に、現在の不動産流通市場に対する個人的な意見をまとめました。
今回のレポートの対象となった市場は公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)に登録されている物件情報の中の、首都圏における不動産流通市場です。
01.レインズとは
Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の略称で、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムの名称です。不動産仲介業者は必ずと言っていいほど利用をしたことがあるはずです。
02.中古マンションの動向
- 1-1.首都圏の中古マンション成約件数&新規登録件数
(2021年7~9月期) 前年同期比 成約件数 -7.8% 新規登録件数 -9.9%
成約件数&新規登録件数共に前年の同月と比較して減少しています。
⇩こちらが首都圏の中古マンション成約件数&新規登録件数の表です⇩
⇩こちらが首都圏の中古マンション成約件数&新規登録件数のグラフです⇩
前年比で成約件数はコロナ禍に突入したての 5 期ぶりに減少、新規登録件数はコロナ禍より少し前の8 期連続で減少していることが分かると思います。
まとめると、7~9 月期の首都圏における中古マンションの成約件数は 8,793 件と前年比で7.8%減少し、5 四半期ぶりに前年同期を下回りました。新規登録件数は 39,679件と前年比で9.9%減少し、8 四半期連続で前年同期を下回りました。
- 1-2.首都圏地域別の中古マンション成約件数
前年比で成約件数はすべての地域が減少しました。
⇩こちらが首都圏地域別の中古マンション成約件数の図です⇩
まとめると、都県6地域における 7~9 月期の中古マンション成約件数は、すべての地域が前年比で減少しました。埼玉県は-2.6%と比較的変化はなかったものの、多摩や東京都の区部では-15%、-9.6%と非常に大きく減少していることが分かると思います。
⇩こちらが首都圏地域別の中古マンション成約件数の表です⇩
- 2.札幌市・仙台市成約件数
⇩こちらが札幌市・仙台市の中古マンション成約件数の表です⇩
まとまると、7~9月期の成約件数は札幌市が560件で前年比-11.1%減少し、4四半期ぶりに前年同期を下回りました。仙台市は241 件で-19.1%も減少しました。
0-3.中古戸建住宅の動向
- 1-1.首都圏の中古戸建住宅の成約件数
(2021年7~9月期) 前年同期比 成約件数-2.8% 新規登録件数-19.7%
⇩こちらが首都圏の中古戸建住宅の成約件数&新規登録件数の表です⇩
⇩こちらが首都圏の中古戸建住宅の成約件数&新規登録件数のグラフです⇩
前年比で成約件数は5期ぶりに減少して、新規登録件数は6期連続で減少しました。
まとめると、 7~9月期の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、3,519件と2.8%減少して、5四半期ぶりに前年同期を下回りました。新規登録件数は11,984件で-19.7%減少して、6四半期連続で前年同期を下回りました。
- 1-2地域別の件数
前年比で成約件数は埼玉県以外の各地域が減少しました。
⇩こちらが首都圏地域別の中古戸建住宅の成約件数の図です⇩
まとめると、都県6地域における7~9月期の中古戸建住宅の成約件数は、埼玉県以外の各地域が前年比で減少しました。このような状況の中、埼玉県の中古戸建住宅の成約件数は+5.4%増加しました。しかし、千葉県では-11.4%と大きく減少をしています。
⇩こちらが首都圏地域別の中古戸建住宅の成約件数の表です⇩
- 2.札幌市・仙成約件数
⇩こちらが札幌市・仙台市の中古戸建住宅の成約件数の表です⇩
まとめると、7~9月期の成約件数は札幌市が280件で前年比-17.2%と大きく減少し、仙台市は148 件と前年比で+6.5%と増加し、4~6 月期に続いて前年同期を上回りました。
04.まとめ
埼玉県は中古マンションの購入をしている件数が前年同月と比較しても大して変化はなく、中古戸建住宅に関しては増加をしていました。岩手県仙台市は中古戸建住宅の購入件数が前年同月と比較して増加をしていて、この2県はコロナの影響による不況を感じさせない数値となっていますが、埼玉県、仙台市以外の首都圏、札幌は中古マンション、中古戸建住宅共に大きく減少をしていることが分かると思います。一度は回復した住宅購入の意欲が再び低下していることが数値を見て分かりました。しかし、一時的な低下であると思いますので、また再び不動産の流通が盛んにおこなわれる日々が戻っていることを期待しています。
※グラフ、表、数値は公益財団法人東日本不動産流通機構の公式ホームページから引用。
Q.皆さんはどこの都道府県に家を購入or賃借したいですか?
コメントをお待ちしております。